Shinnosuke Akiyama Architects

道路に面したテナントスペースを保育所にする内装計画である。 路面であることからファサードも整えることも求められた。 ​ いかにも保育園という装いにしてしまうと防犯性が懸念されるため、洗練された雰囲気のファサードを目指しつつアーチ状のゲートとすることでどこか親しみやすい印象を演出できるような工夫をした。 ​ 内部空間は受入園児数の規定から居室の面積を算出し、裏方は極力合理的にまとめることで最大限園児たちが活動する部分に面積を割り当てられるよう構成した。 限られたスペースの中で少しでも広がりを感じられるよう、天井は躯体現し(塗装仕上げ)とし、大きな気積を確保した。 ​ ​手に触れるところは自然素材を積極的に採用することで、空間全体としても柔らかい印象になることを狙った。