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若林の家
閑静な住宅地にある3階建ての住宅である。
構造は1階部分をRC造、2,3階部分を木造にした混構造を採用した。混構造としたのはクライアントの木造3階建てに対する耐震不安への応答もあるが、将来的に1階部分をスタジオとして利用することも想定にあったことから上下階の音や気配を小さくすること、意匠的に無機質な素材感を出すことが求められていたためでもある。
1階は当面多目的スペースとし、2,3階をメインの居住スペースとして構成した。2階にLDK、3階に水回りと寝室を配置している。1階から2階へは半屋外の螺旋階段を使ってアプローチし、インナーテラスを経由して玄関につながる構成とした。
2階のLDKはインナーテラスと連続するような関係性で、大型の中軸回転扉で出入りと通風を可能にしている。床もテラスと同質のタイルを採用し、連続性を印象付けた。
1階から2階までの一連のシークエンスには様々な素材を採用(木、コンクリート、タイル、石、ガラスブロック等)しているため、1階部分に限らず2階まで含めたスタジオ利用も想定することを期待している。
所在地 東京都世田谷区
完成 2021年
構造/用途 1階RC造、2,3階木造/戸建住宅
工事種別 新築
床面積 179.89㎡
設計 秋山槙之介建築事務所
共同設計 MILESTONE
構造 筬島建築構造設計事務所
施工 ジョジョクリエイツ
写真 秋山槙之介(仮撮影)
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